この記事では、ダイエットサプリで使用される成分の作用機序・効果・科学的根拠を紹介!
健康的なダイエットに役立つ情報を網羅的・客観的に理学療法士が紹介します。

理学療法士トレーナー オーマ
理学療法士として9年以上、病院・訪問リハビリ・自費リハビリで1万件以上の臨床経験を積む。
運動療法と生活習慣病予防の専門家として、家庭でできる健康づくりをテーマに情報発信中。
資格:理学療法士(医療系国家資格)、3学会合同呼吸療法認定士
職歴:都内の総合病院リハビリテーション科で勤務、急性期~維持期までを経験
その後、訪問看護ステーションでリハビリ業務に従事した後
自費リハビリサービスを提供する会社で勤務、現在に至る
専門領域:運動療法、生活習慣病予防、姿勢改善、育児期の体の使い方指導、
トレーニング、コンディショニング
評価基準
オススメ度の評価基準
- 科学的根拠(エビデンス)
- 安全性・副作用リスク
- 実用性(コスパ・手に入りやすさ・使いやすさ)
エビデンスレベル(科学的根拠の強さ)
- 🟢【レベルA】:複数の質の高いRCT(無作為化比較試験)やメタ解析で有効性が確認されている
- 🟡【レベルB】:一部のRCTや観察研究で有効性が示唆されているが、証拠が限定的または矛盾あり
- 🔴【レベルC】:主に動物実験や少数の臨床例、理論的根拠のみで、実証的証拠が不十分
脂肪燃焼を促進する成分
カフェイン
★★★★★
エビデンス・即効性・コスパすべて優秀。運動前に最適。
🟢 レベルA
複数のRCTで脂肪燃焼・代謝促進作用が実証済み。スポーツ分野でも活用。
交感神経を刺激 → ノルアドレナリン分泌促進 → 脂肪分解酵素(リパーゼ)活性化
基礎代謝上昇、脂肪燃焼促進
カプサイシン
★★★★☆
有効性あり。食品にも多く含まれ安全だが、刺激物で合わない人も。
🟡 レベルB
複数の研究でエネルギー消費促進が示唆されているが、長期効果は未確定。
体温上昇 → 褐色脂肪細胞活性化 → エネルギー消費増加
脂肪燃焼促進、食欲抑制
L-カルニチン
★★★☆☆
運動併用で◎。単独だと効果弱め。高価でコスパはやや劣る。
🟡 レベルB
運動と併用した研究で効果あり。ただし単独での有効性は限定的。
脂肪酸をミトコンドリアに運搬し、エネルギーとして燃焼
運動時の脂肪燃焼効率向上
共役リノール酸(CLA)
★★★☆☆
一部効果あり。安全性は高いが、長期効果はやや不透明。
🟡 レベルB
一部のメタ解析で体脂肪減少効果。ただし結果にばらつきあり。
脂肪分解酵素活性化、脂肪細胞の分化抑制
体脂肪減少、筋肉量維持
緑茶カテキン(EGCG)
★★★★☆
EGCGは脂肪燃焼や代謝促進に寄与し、抗酸化作用もあります。
🟡 レベルB
複数の研究で代謝促進効果が示唆されていますが、体重減少への影響は限定的です。
EGCGはカテキンの一種で、抗酸化作用があり、脂肪酸の酸化を促進し、代謝を活性化
脂肪燃焼促進、代謝向上、抗酸化作用。
フォルスコリン
★★★☆☆
脂肪分解酵素を活性化し、体脂肪減少に寄与するとされています。
🟡 レベルB
動物実験や一部の人間研究で脂肪減少効果が示されていますが、研究数は限られています。
細胞内cAMPレベルを上昇させ、脂肪分解酵素を活性化します。
脂肪分解促進、体脂肪減少
カプシエイト
★★★☆☆
非辛味性のカプサイシン類似物質で、エネルギー消費を増加させます。
🟡 レベルB
一部の研究で代謝促進効果が示されていますが、長期的な体重減少効果は不明です。
非辛味性カプサイシン類似物質で、エネルギー消費を増加させます。
代謝促進、脂肪燃焼
食欲を抑制する成分
ヒドロキシクエン酸(HCA)(ガルシニア由来)
★★☆☆☆
一部で有効性が示されるが、効果実感しにくく副作用報告も。
🔴 レベルC
動物実験や短期試験での効果はあるが、人での有効性は乏しい。
ATPクエン酸リアーゼ阻害 → 脂肪合成抑制、セロトニン濃度増加による食欲抑制
食欲抑制、脂肪蓄積抑制
5-HTP(5-ヒドロキシトリプトファン)
★★★☆☆
精神的な過食に有効。ただし気分作用があり慎重に使用を。
🟡 レベルB
食欲抑制効果のRCTはあるが、精神作用や副作用もあり注意が必要。
セロトニン前駆体として働き、満腹中枢を刺激
過食防止、気分安定によるドカ食い抑制
ギムネマ酸(ギムネマ由来)
★★☆☆☆
甘味抑制は明確だが、体重減には不明。
🔴 レベルC
甘味抑制の作用はあるが、減量効果との直接因果は弱い。
舌の甘味受容体をブロック → 甘味感覚の低下
甘い物への欲求低下、糖質摂取の抑制
グルコマンナン
★★★☆☆
水溶性食物繊維で満腹感を促進し、食欲を抑制します。
🟡 レベルB
一部の研究で体重減少効果が示されていますが、結果は一貫していません。
水溶性食物繊維で、胃内で膨張し満腹感を促進します。
食欲抑制、便通改善
サイリウム
★★★★☆
水溶性食物繊維で、満腹感を高め、血糖値の安定化に寄与します。
🟢 レベルA
複数の研究で体重、BMI、腹囲の減少が示されています。
水溶性食物繊維で、胃内で膨張し満腹感を促進します。
食欲抑制、便通改善
フーディア
★☆☆☆☆
食欲抑制作用があるとされますが、科学的根拠が乏しく、安全性にも懸念があります。
🔴 レベルC
科学的根拠が乏しく、安全性にも懸念があります。
P57→視床下部を刺激→満腹中枢に作用
食欲抑制
クロム
★★★☆☆
インスリン作用を補助し、血糖値の安定化を図ります。
🟡 レベルB
一部の研究で体重減少効果が示されていますが、効果は小さいです。
インスリン作用を補助し、血糖値の安定化を図ります。
血糖コントロール、食欲抑制
糖や脂肪の吸収を抑制する成分
キトサン
★★★☆☆
脂肪吸収抑制効果あるが、便通への影響や甲殻アレルギー注意。
🟡 レベルB
一部の試験で脂肪吸収阻害効果あり。ただし長期での明確な効果は限定的。
脂肪と結合して吸収を阻害
食事中の脂肪の吸収抑制
白インゲン豆エキス(ファセオラミン)
★★★★☆
炭水化物過多な人向き。体質に合えば有効。やや割高。
🟡 レベルB
炭水化物吸収抑制作用は実証されているが、減量効果は中程度。
α-アミラーゼ阻害 → 炭水化物の分解抑制
糖の吸収抑制、血糖値上昇の抑制
難消化性デキストリン(食物繊維)
★★★★★
科学的裏付けあり。日本でもトクホ採用。安全・安価で使いやすい。
🟢 レベルA
特定保健用食品でも使用され、血糖・脂肪吸収抑制効果が複数研究で確認。
糖や脂肪の吸収スピードを遅延
血糖値上昇の抑制、内臓脂肪の蓄積予防
桑の葉エキス
★★★☆☆
α-グルコシダーゼ阻害作用により、糖の吸収を遅延させます。
🟡 レベルB
血糖コントロールへの効果は示されていますが、体重減少への直接的な効果は限定的です。
α-グルコシダーゼ阻害作用により、糖の吸収を遅延させます。
血糖上昇抑制
サラシア
★★★☆☆
α-グルコシダーゼ阻害作用により、糖の吸収を遅延させます。
🟡 レベルB
血糖コントロールへの効果は示されていますが、体重減少への直接的な効果は限定的です。
α-グルコシダーゼ阻害作用により、糖の吸収を遅延させます。
血糖上昇抑制
代謝を促進する成分
α-リポ酸
★★★★☆
インスリン感受性改善に期待。やや高価だが信頼性高い。
🟡 レベルB
インスリン感受性改善・脂質代謝改善に関する研究あり。
糖代謝の補酵素として働く → エネルギー産生を効率化
代謝向上、インスリン感受性の改善
コエンザイムQ10
★★☆☆☆
疲労対策には良いが、減量への影響は限定的。
🔴 レベルC
疲労軽減効果はあるが、減量効果は限定的。
ミトコンドリアでのATP産生をサポート
代謝促進、疲労軽減
ヨウ素(昆布・海藻類由来)
★★☆☆☆
甲状腺機能に関係するため過剰摂取リスクがあり慎重に。
🟡 レベルB
甲状腺ホルモンとの関係で代謝調整に関与。ただし摂りすぎ注意。
甲状腺ホルモン合成に関与 → 代謝調節に重要
基礎代謝維持・向上
ビタミンB群(B1、B2、B6、B12)
★★★☆☆
エネルギー代謝に関与し、脂質や糖質の代謝をサポートします。
🟡 レベルB
不足時には代謝低下のリスクがありますが、過剰摂取による体重減少効果は限定的です。
エネルギー代謝に関与し、脂質や糖質の代謝をサポートします。
代謝促進
鉄分
★★★☆☆
酸素運搬を助け、エネルギー代謝をサポートします。
🟡 レベルB
鉄欠乏性貧血の改善には有効ですが、体重減少への直接的な効果は限定的です。
酸素運搬を助け、エネルギー代謝をサポートします。
代謝促進、疲労軽減
褐藻フコキサンチン
★★★☆☆
脂肪分解酵素の活性化を促進し、脂肪燃焼を助けます。
🟡 レベルB
動物実験で効果が示されていますが、人間での研究は限られています。
脂肪分解酵素の活性化を促進し、脂肪燃焼を助けます。
脂肪燃焼促進
腸内環境を改善する成分
乳酸菌・ビフィズス菌
★★★★★
エビデンス・安全性ともに◎。便秘や代謝への影響も良好。
🟢 レベルA
腸内環境と肥満の関連は確立しつつあり。短鎖脂肪酸との関係も注目。
腸内フローラの改善
便通改善、脂肪の蓄積抑制、短鎖脂肪酸による代謝促進
イヌリン(水溶性食物繊維)
★★★★★
食物繊維として優秀。整腸・血糖管理・脂肪低減の実証あり。
🟢 レベルA
食後血糖・脂質代謝・便通改善など、多方面でRCTが存在。
善玉菌のエサになるプレバイオティクス作用
腸内環境改善、食後血糖値の急上昇抑制
オリゴ糖
★★★☆☆
腸内の善玉菌を増やし、腸内環境を改善します。
🟡 レベルB
腸内環境の改善には有効ですが、体重減少への直接的な効果は限定的です。
腸内の善玉菌を増やし、腸内環境を改善します。
腸内環境改善、便通改善
酪酸菌
★★★☆☆
腸内で酪酸を産生し、腸内環境を整えます。
🟡 レベルB
腸内環境の改善には有効ですが、体重減少への直接的な効果は限定的です。
腸内で酪酸を産生し、腸内環境を整えます。
腸内環境改善、炎症抑制
むくみ・水分代謝を改善する成分
カリウム
★★★★★
食品から摂取可能で安全。むくみ体質に非常に効果的。
🟢 レベルA
ナトリウム排出・むくみ改善に広く活用。安全性も高い。
ナトリウムの排出促進 → 体内の水分バランス調整
むくみ改善、体重減少サポート
メリロート(スイートクローバー由来)
★★☆☆☆
血流改善説はあるが根拠弱め。体質により向き不向き。
🔴 レベルC
血流・リンパ流改善が示唆されるが、ヒトでの減量効果は未確立。
血行促進・リンパの流れ改善
むくみ解消、セルライト予防
シトルリン
★★★☆☆
一酸化窒素(NO)産生を促進し、血流を改善します。
🟡 レベルB
運動能力の向上には有効ですが、体重減少への直接的な効果は限定的です。
一酸化窒素(NO)産生を促進し、血流を改善します。
運動パフォーマンス向上、疲労回復
その他注目成分
MCTオイル
★★★★☆
中鎖脂肪酸で、迅速にエネルギーとして利用され、脂肪蓄積を抑制します。
🟡 レベルB
一部の研究で体脂肪減少効果が示されていますが、結果は一貫していません
中鎖脂肪酸で、迅速にエネルギーとして利用され、脂肪蓄積を抑制します。
代謝促進、脂肪燃焼
オメガ3脂肪酸
★★★☆☆
抗炎症作用があり、脂質代謝を改善します。
🟡 レベルB
オメガ3脂肪酸の体重減少効果に関する研究では、結果が一貫しておらず、効果が認められない研究も存在します
脂質合成遺伝子の抑制、脂肪酸のβ酸化促進、リポタンパク質リパーゼの活性化により、脂質代謝を改善します。
ウエスト周囲径や中性脂肪の低下
レスベラトロール
★★★☆☆
抗酸化作用があり、代謝を改善する可能性があります。
🟡 レベルB
レスベラトロールの摂取が肥満男性の代謝改善に効果があるとの報告があります。
SIRT1およびAMPKの活性化により、ミトコンドリア機能を改善し、脂肪酸の酸化を促進
体重、BMI、脂肪量の減少
ケルセチン
★★☆☆☆
抗酸化作用があり、炎症を抑制します。
🟡 レベルB
ケルセチンの摂取がメタボリックシンドロームの改善に寄与する可能性が示唆されています。
抗酸化・抗炎症作用を持ち、脂肪細胞の形成を抑制
体重、BMI、ウエスト周囲径に対する有意な効果は確認されていません。
ベルベリン
★★★☆☆
血糖値の安定化や脂質代謝の改善に寄与します。
🟡 レベルB
ベルベリンの摂取がBMIやウエスト周囲径の減少に寄与する可能性が報告されています。
AMPKの活性化により、脂質新生を抑制し、インスリン感受性を改善
BMIやウエスト周囲径の減少
酵母ペプチド
★★★☆☆
免疫機能の向上や腸内環境の改善に寄与します。
🔴 レベルC
酵母ペプチドの摂取が体重や腹部脂肪の減少に寄与する可能性が示唆されていますが、研究数が限られており、さらなる研究が必要とされています。
食欲抑制や脂肪酸合成酵素の抑制により、脂肪蓄積を防ぐ
体重や腹部脂肪の減少
α-グルコシダーゼ阻害物質
★★★☆☆
糖の吸収を遅延させ、血糖値の急上昇を防ぎます。
🟡 レベルB
α-グルコシダーゼ阻害物質の摂取が血糖コントロールやHbA1cの改善に効果があるとされていますが、体重減少効果は限定的であると報告されています。
小腸での糖質分解酵素を阻害し、糖の吸収を遅延
体重の減少
ビオチン
★★☆☆☆
脂質や糖質の代謝に関与します。
🔴 レベルC
ビオチンは脂質・糖質代謝に関与する酵素の補酵素として機能しますが、体重減少に関する明確なデータはほとんどありません。
脂質・糖質代謝に関与する酵素の補酵素として機能
乏時の代謝異常の是正には効果
バナジウム
★★☆☆☆
インスリン様作用があり、血糖値の安定化に寄与します。
🔴 レベルC
バナジウムの摂取が血糖指標の改善に寄与する可能性が示唆されていますが、体重減少に関する明確なデータは不足しています。
インスリン様作用を持ち、インスリン受容体の活性化を促進
血糖指標の改善が報告されていますが、体重減少に関する明確なデータは不足
参考文献・引用:
・https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsnfs/75/6/75_297/_pdf
・https://www.mpc-lab.com/blog/20200717
・https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjphcs/34/6/34_6_513/_pdf
・https://www.sbj.or.jp/wp-content/uploads/file/sbj/9510/9510_tokushu_3.pdf
・https://www.taiiku.tsukuba.ac.jp/~tanaka/documents/R24-37-48.pdf
・https://www.shinryo-to-shinyaku.com/db/pdf/sin_0055_07_0526.pdf
・https://odem.toyoshinyaku.co.jp/article/detail223/
