
うちの子
つかまり立ちが遅いのでは?



その悩み
理学療法士が
解決します!
この記事では、遅れの目安や問題のないケース、
注意が必要な特徴を理学療法士がわかりやすく解説。
つかまり立ちが苦手な子には共通点があります!
- 腹ばいが苦手/嫌がる
- ハイハイをしない/飛ばす
- 体全体が柔らかく、関節が緩い
- 筋力が弱い(特に体幹・下肢)
- おすわりが不安定なまま立ちたがる
- 動きへの意欲が低い/慎重な性格
- 床での遊び時間が短い
- 視線が高い場所へ向かない
気になる項目があれば、続きをチェックしてみてください!
「今できること」に目を向けたサポート方法や遊びの工夫も紹介します。


理学療法士トレーナー オーマ
理学療法士として9年以上、病院・訪問リハビリ・自費リハビリで1万件以上の臨床経験を積む。
運動療法と生活習慣病予防の専門家として、家庭でできる健康づくりをテーマに情報発信中。
資格:理学療法士(医療系国家資格)、3学会合同呼吸療法認定士
職歴:都内の総合病院リハビリテーション科で勤務、急性期~維持期までを経験
その後、訪問看護ステーションでリハビリ業務に従事した後
自費リハビリサービスを提供する会社で勤務、現在に至る
専門領域:運動療法、生活習慣病予防、姿勢改善、育児期の体の使い方指導、
トレーニング、コンディショニング
つかまり立ちはいつから?発達の目安と個人差


平均的なつかまり立ちの時期(月齢目安)
多くの赤ちゃんは「生後9~10か月ごろ」に
初めてつかまり立ちをするとされています。
| 月齢 | 発達の特徴 |
|---|---|
| 6~7か月 | ごく一部の赤ちゃんが、偶然的に立ち姿勢をとることがある(早期例) |
| 8か月 | 活発な赤ちゃんは、家具などにつかまって立とうとし始める |
| 9〜10か月(平均) | 多くの赤ちゃんが安定してつかまり立ちを始める |
| 11〜12か月 | 遅めの子もつかまり立ちができるようになる |
| 13か月以降 | この時期までに立てない場合は、保健師や小児科への相談も視野に入る |



「立てる時期」よりも、
「どんな過程で至ったか」が
大切です!
個人差が大きい理由
① 体格や筋力の違い
- 体が大きい・重い赤ちゃんは、
自分の体を持ち上げるのに時間がかかることがあります。 - 筋力や体幹の発達のペースには差があり、
立つ準備が整う時期がそれぞれ異なります。
② 赤ちゃんの性格
- 慎重派の赤ちゃんは
新しい動きに対して警戒し、
なかなか挑戦しないことがあります。 - 一方で好奇心旺盛な子は
早い段階からつかまり立ちに挑戦する傾向があります。
③ 動機づけ(内的な目的)
- 「立ちたい!」と思うきっかけが
早く訪れるかどうかで差が出ます。 - 特に目標物があることで、
立ち上がる意欲が高まるケースも多いです。
④ 育児環境
- 床の素材や家具の配置が
立ちやすさに影響します。 - 保護者の関わり方(過保護/放任)や、
日常的な遊びの中での運動刺激の有無も
関係します。
⑤ 兄弟構成や家庭状況
- 上の兄姉がいると刺激が多く、
発達が早まる傾向があります
(見てマネする機会が多い)。 - 逆に一人っ子や静かな家庭環境では、
刺激が少なく動き出しが
ゆっくりになることもあります。



その子らしいペースを
尊重することが大切です。
遅れていても問題がない場合とは?


① 発達の順序が守られている場合
- たとえ立つのが遅くても、
「寝返り → おすわり → ハイハイ」など、
発達のステップを順番に進めているなら
心配不要です。
重要なのは「いつ」よりも
「どう」発達しているか。
②運動以外の面がしっかりしている場合
- 「周囲への関心がある」「目が合う」
「音に反応する」など
感覚・認知の発達が見られる場合は
心配が少ないです。
他の発達に遅れがないかが大切なポイントになります。
③自力で移動できる手段がある場合
- ハイハイやずりばいなどで
自分で移動できているなら、立つ必要性を
まだ感じていないだけかもしれません。
「立つ動機(見たい・触りたい)が出てきた時」に自然と立つこともあります。
④月齢が11~12か月以内である場合
- 平均が9〜10か月でも、12か月くらいまでは幅の範囲内と考えられています。
- 医療的な評価が必要になるのは13か月以降でもつかまり立ちの兆しがない場合です。
月齢だけを見て焦らず、
全体の発達バランスを見て判断しましょう。



発達は「順序性」はあるが
「速度」はバラバラです。
つかまり立ちが遅い赤ちゃんの特徴


よく見られる特徴一覧
「発達が遅れがちな子の傾向」であり、
必ずしも異常というわけではないです!
| 特徴 | 説明 |
|---|---|
| 腹ばいが苦手/ 嫌がる | うつ伏せ姿勢で過ごす時間が少なく、 体幹や腕の筋力がつきにくい |
| ハイハイをしない/飛ばす | 地面を押す力やバランス感覚が育ちづらく、 立つ準備が不十分になりやすい |
| 体全体が柔らかく 関節が緩い | 姿勢を支える筋力が弱く、 立位やバランスがとりづらい傾向がある |
| 筋力が弱い (特に体幹・下肢) | 支えなしで体を持ち上げる力が不足し、 立つ姿勢が安定しない |
| おすわりが不安定なまま立ちたがる | 発達ステップを飛ばすことで、 動作がぎこちなくなることがある |
| 動きへの意欲が低い/慎重な性格 | 新しい動きに対して警戒心が強く、 自ら挑戦する頻度が少ない |
| 床での遊び時間が短い | 抱っこ中心で過ごしていると、 筋力・バランス感覚の発達機会が減る |
| 視線が高い場所へ向かない | 周囲の刺激(立つ理由)への関心が低く、 立ち上がる動機が育ちにくい |



1〜2個あっても
問題ないことは多いです。
つかまり立ちの前段階で見ておきたい動き
たとえ月齢が進んでいても、前段階の動きが未完成なまま立たせると、
姿勢の崩れ・転倒リスク・変なクセにつながることがあります。
まずは赤ちゃんが今どこにいるのか、どんな動きが得意なのかを見てあげることが、サポートの第一歩です。
| 発達ステップ | 主なチェックポイント |
|---|---|
| 寝返り (4〜6か月) | 両方向にスムーズに回れる |
| うつ伏せで 上体を起こす (4〜7か月) | 肘や手をついて頭と胸を持ち上げる |
| おすわり(5〜8か月) | 両手を使って自力で座位を保てる |
| 四つ這い(7〜9か月) | 手と膝を使って支えられる |
| ハイハイ (7〜10か月) | 安定して前進・後退できる |
| ひざ立ち・高ばい(8〜10か月) | 膝をついた姿勢で上下に揺れる・物を触る |
| ひざ立ちで手を伸ばす (9〜11か月) | 低い位置の家具などに手をつく |
つかまり立ちが遅れる原因


身体的な要因
身体的要因は、赤ちゃん自身の特性であり、
育て方の問題ではありません。
- 筋力不足
- 筋肉の張りが弱いor強すぎる
- 関節の柔らかさ
- 姿勢保持の未熟さ
- 平衡感覚・バランス能力の未発達
環境要因
身体的な問題ではなく、
周囲の育児環境・生活スタイル・関わり方も
影響されやすいです!
- 床での自由な時間が少ない
- ハイハイなどの運動スペースが狭い
- 立つ・つかまる対象がない
- 大人が過剰に手を出してしまう
- 育児者の不安が強く、
動きを制限してしまう - 遊びや声かけの機会が少ない
- 保育環境や生活リズムが不規則
医学的な要因
発達の個人差では説明しきれない
「医療的な配慮や評価が必要な状態」に
関わるものです。
- 脳性まひ
- 筋ジストロフィーや筋疾患
- 染色体異常(例:ダウン症)
- 発達障害
(例:自閉スペクトラム症など) - てんかん・脳の構造異常
- 先天性疾患・代謝異常
- 視覚や聴覚の障がい
多くの医学的要因は、
「早期発見・早期対応」によって、
運動発達や生活機能の支援が可能です!
理学療法士が教える!自宅でできる運動サポート法


まずは遊びを通じて全身を使う環境づくり
まずやるべきなのは「練習」ではなく、
赤ちゃんが自然と動きたくなる環境づくりです!
- つかまりやすい家具を配置
- 高低差のある遊びを取り入れる
- 立ち上がりやすいおもちゃを活用



自然に動きたくなる
仕掛けをつくることが
カギです!
つかまり立ちにつながる筋力トレーニング
赤ちゃんの発達は「遊び」が
最強のトレーニング。
「やってみたい」を応援することで、
自然と筋力・動きのバランスが育ちます。
- ハイハイ競争
- クッション山登り
- スクワットごっこ(抱っこで)
- 高めの位置のおもちゃタッチ
まとめ:不安に寄り添いながらできることから始めよう


個人差を受け入れつつ、今できることに目を向けよう
比べるのは「他の子」ではなく
「昨日のわが子」
大切なのは、“今のわが子の姿”をよく見て、小さな変化や意欲に気づくこと。
そこに合わせた関わりや環境を整えることで、
自然に次のステップへとつながっていきます。
- 発達には個人差があり、「早い・遅い」では測れない価値がある
- 他の子と比べるより、「昨日できなかったことが今日はできた」に注目しよう
- 赤ちゃんの成長を信じて、“今”できることを大切に育んでいくことが、次の発達への一番の近道
他にも発達のことでお悩みがある方は
以下に、関連記事があるので参考にしてください!














