こんにちは。
理学療法士トレーナーのオーマです!
理学療法士トレーナーの経験をもとに
家族の健康に役立つ情報を発信しています。
「最近、血圧が高いのはストレスのせいかも?」と感じていませんか?
実は、高血圧とストレスは深く関係しており、原因と対策を知ることが改善の第一歩です。
本記事では「高血圧 ストレス 原因 対策」に悩む方に向けて、メカニズムから具体的な習慣改善までをわかりやすく解説します。
薬に頼りすぎず、自分でできるケアを見つけたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

理学療法士トレーナー オーマ
理学療法士として9年以上、病院・訪問リハビリ・自費リハビリで1万件以上の臨床経験を積む。
運動療法と生活習慣病予防の専門家として、家庭でできる健康づくりをテーマに情報発信中。
資格:理学療法士(医療系国家資格)、3学会合同呼吸療法認定士
職歴:都内の総合病院リハビリテーション科で勤務、急性期~維持期までを経験
その後、訪問看護ステーションでリハビリ業務に従事した後
自費リハビリサービスを提供する会社で勤務、現在に至る
専門領域:運動療法、生活習慣病予防、姿勢改善、育児期の体の使い方指導、
トレーニング、コンディショニング
ストレスで血圧が上がる?その仕組みをわかりやすく解説

高血圧の主な原因とストレスの関係性
高血圧の原因は多岐にわたりますが、本態性高血圧(原因不明の高血圧)が全体の約90%を占めています。
- ストレス
- 遺伝的要因
- 食塩の過剰摂取
- 喫煙
- 飲酒
- 肥満
- 運動不足
ストレスは、これらの要因の中でも特に重要な位置を占めています。
慢性的なストレス状態では、交感神経系が持続的に活性化され、血管収縮や心拍数増加を引き起こします。また、ストレスホルモンであるコルチゾールやアドレナリンの分泌が増加し、血圧上昇に直接的に影響します。さらに、ストレスは間接的にも高血圧のリスクを高めます。ストレス状態では食事の乱れ、運動不足、睡眠不足、喫煙や飲酒の増加などの不健康な生活習慣を招きやすく、これらが高血圧の発症や悪化につながる悪循環を形成します。
一時的な上昇と「ストレス性高血圧」の違い
健康な人でも、緊張や興奮、怒りなどの急性ストレスにより血圧は一時的に上昇します。これは生理的な反応であり、ストレスが解消されれば血圧は正常値に戻ります。例えば、医療機関での測定時に緊張して血圧が上がる「白衣高血圧」もこの一例です。
一方、「ストレス性高血圧」は、慢性的なストレス状態が継続することで血圧の高い状態が持続する病態を指します。職場での人間関係、経済的不安、家庭問題など、長期間にわたるストレス要因が存在する場合に発症しやすくなります。診断には24時間血圧測定や、ストレス状況での血圧変動の観察が重要となり、適切な治療とストレス管理が必要です。
ストレス性高血圧の特徴
・安静時も血圧が高値
・血圧変動が大きい
・心拍数の増加
ストレスによる高血圧のサインとは?見逃しやすい症状チェック

ストレス性高血圧の身体的サイン
ストレス性高血圧の初期段階では、明確な自覚症状がないことが多く、「サイレントキラー」と呼ばれる所以となっています。しかし、注意深く観察すると、いくつかの身体的サインが現れることがあります。
- 頭痛
- 肩こり
- 首のこり
- 動悸、息切れ
- めまい、ふらつき感
- 耳鳴り
- 顔のほてり
- 手足の冷え
これらの症状が複数組み合わさって現れる場合は、ストレス性高血圧の可能性を疑い、早期の医療機関受診が推奨されます。
簡単なセルフチェック10項目
ストレス性高血圧の早期発見のために、日常生活で簡単に行えるセルフチェック項目をご紹介します。
- 最近、仕事や人間関係でストレスを強く感じることが増えた
- 睡眠時間が6時間未満の日が週3回以上ある
- 食事時間が不規則になっている
- 運動する機会が週1回未満
- 朝起きた時に頭が重い感じがする
- 肩こりや首こりが慢性化している
- 階段を上ると息切れしやすい
- 夜中に目が覚めることが多い
- 集中力が続かない
- イライラしやすくなった
最も重要なのは血圧測定です。家庭用血圧計で朝と夜の2回測定し、上の血圧が135mmHg以上、下の血圧が85mmHg以上の値が連続して出る場合は要注意です。これらのチェック項目で複数該当する場合は、理学療法士や医師への相談を検討しましょう。
薬に頼らない!ストレス&高血圧をWでケアする習慣5選

深い呼吸・瞑想:副交感神経を優位に
深い呼吸法と瞑想は、ストレス性高血圧に対する最も効果的で即効性のある対策の一つです。深い呼吸を意識的に行うことで、副交感神経を活性化し、心身をリラックス状態に導くことができます。
- 4秒かけて鼻から息を吸う
- 7秒間息を止める
- 8秒かけて口からゆっくり息を吐き出す
- この呼吸を5~10回繰り返す
マインドフルネス瞑想も効果的です。1日10~15分程度、静かな場所で座り、呼吸に意識を集中させる時間を作りましょう。継続することで、ストレスホルモンの分泌が抑制され、血圧の自然な低下と精神的な安定感を得ることができます。
有酸素運動:ストレス発散と血流改善
有酸素運動は、ストレスと高血圧の両方に対して多角的な効果をもたらす優れた対策です。運動により分泌されるエンドルフィンは天然の鎮痛剤として作用し、ストレス軽減と気分向上に貢献します。同時に、定期的な有酸素運動は血管の柔軟性を向上させ、血流を改善することで血圧の自然な低下を促進します。
- 会話ができる程度のペースの有酸素運動
- 週3~5回
- 1回30~45分
- ウォーキング、軽いジョギング、水中ウォーキング、サイクリングなど
運動のタイミングも重要で、ストレスを感じた直後に軽い運動を行うことで、ストレスホルモンの分解を促進できます。また、朝の運動は1日の血圧安定に効果的で、夕方の運動は睡眠の質向上にもつながります。

睡眠の質向上:血圧とストレスの両方に効く
良質な睡眠は、ストレス性高血圧の改善において極めて重要な要素です。睡眠中は副交感神経が優位になり、血圧が自然に低下する「ディッピング現象」が起こります。この現象が適切に機能しないと、24時間血圧が高い状態が続き、心血管系への負担が増大します。また、睡眠不足はストレスホルモンであるコルチゾールの分泌を増加させ、血圧上昇の悪循環を形成します。
- 寝室温度:18~22度
- 遮光カーテンで光を遮断
- 静かな環境
- 就寝2~3時間前からブルーライトを避ける
- 毎日同じ時間に就寝・起床することで体内時計を整える
- 就寝前に軽いストレッチ、読書、温かいハーブティーの摂取などを行う。

食生活改善:減塩+GABA・カリウム食を意識
食事は血圧コントロールの基本となる要素で、特に減塩とストレス軽減に効果的な栄養素の摂取が重要です。日本人の平均塩分摂取量は1日約10gですが、高血圧予防・改善のためには6g未満を目標とします。
- 出汁や香辛料、酸味を活用して味に変化をつける
- 加工食品や外食を避ける
ストレス軽減に効果的な栄養素として、GABAが注目されています。GABAは神経伝達物質として脳内でリラックス効果をもたらし、血圧降下作用も報告されています。発芽玄米、トマト、ぬか漬け、チョコレートなどに多く含まれています。
カリウムは体内の余分なナトリウムを排出し、血圧を下げる効果があります。バナナ、アボカド、ほうれん草、じゃがいも、海藻類を積極的に摂取しましょう。
マグネシウムも血管の緊張を緩和する重要なミネラルです。ナッツ類、豆腐、青魚に豊富に含まれています。理学療法士と連携し、個人の生活スタイルに合わせた実践的な食事プランを作成することで、継続可能な食生活改善が実現できます。
- GABA:発芽玄米、トマト、ぬか漬け、チョコレート
- カリウム:バナナ、アボカド、ほうれん草、じゃがいも、海藻類
- マグネシウム:ナッツ類、豆腐、青魚

よくある質問

まとめ

高血圧の改善にはストレスケアが欠かせない
ストレス性高血圧は現代社会における深刻な健康問題ですが、適切な対策により薬に頼らずに改善できる可能性があります。重要なのは、ストレスと血圧の密接な関係を理解し、生活習慣の見直しを継続的に行うことです。
慢性的なストレス状態では交感神経が優位になり続け、血管収縮や心拍数増加を引き起こします。これが血圧の持続的な上昇につながり、頭痛や肩こり、動悸などの症状として現れることがあります。しかし、これらの症状は見逃されやすく、定期的なセルフチェックと血圧測定が早期発見の鍵となります。
改善のための5つの対策は、科学的根拠に基づいた効果的な方法です。特に深い呼吸法と瞑想は即効性があり、副交感神経を活性化してリラックス状態を作り出します。有酸素運動はストレス発散と血流改善の両方を実現し、良質な睡眠は血圧の自然な低下を促進します。
特に重要なポイント ・ストレス性高血圧は血圧変動が大きく、心拍数増加を伴うのが特徴 ・家庭血圧測定で上135/下85mmHg以上が続く場合は要注意 ・4-7-8呼吸法など深い呼吸は副交感神経を即座に活性化 ・週3~5回、30分程度の中強度有酸素運動が効果的 ・減塩(6g未満)とGABA・カリウム食品の摂取が重要 ・規則正しい生活リズムが自律神経バランスの基本
理学療法士の専門的な指導のもと、個人の状態に合わせたプログラムを作成することで、より効果的な改善が期待できます。継続こそが成功の鍵であり、小さな変化から始めて徐々に習慣化していくことが大切です。

参考文献・引用:
・https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjpm/60/5/60_398/_pdf
・http://www.keioishikai.jp/contents/03shimin/vol11/hypertension.pdf
・https://fuelcells.org/topics/31279/
・https://www.jstage.jst.go.jp/article/shinzo/47/4/47_409/_pdf/-char/ja
・https://core.ac.uk/download/pdf/235012525.pdf
・https://mhlw-grants.niph.go.jp/system/files/report_pdf/202009034A-buntan11_0.pdf
・https://www.juntendo.ac.jp/news/21889.html
