ホルモンバランスが乱れる原因とは?女性に多い体調不良の理由

ホルモンバランスが乱れる原因とは?女性に多い体調不良の理由

「最近なんだか体調が優れない」「生理不順やイライラが続いている」

オーマ

その原因は、ホルモンバランスの乱れにあるかもしれません!

現代女性の多くが経験するこの問題について、詳しい原因と対策を知りたい方のための記事です。
ホルモンバランスが乱れる原因を5つのカテゴリーに分けて解説し、日常生活で実践できる改善方法もご紹介します。

この記事を読むことで、体調不良の根本的な原因が分かり、自分に合った対策を見つけることができます。
健康で快適な毎日を取り戻すための第一歩を、今日から始めてみませんか。

本記事は理学療法士としての臨床経験と研究に基づいて作成されています。
個人差があるため、持病がある方は専門医にご相談ください。

記事監修者

理学療法士トレーナー オーマ

理学療法士として9年以上、病院・訪問リハビリ・自費リハビリで1万件以上の臨床経験を積む。
運動療法と生活習慣病予防の専門家として、家庭でできる健康づくりをテーマに情報発信中。

資格:理学療法士(医療系国家資格)、3学会合同呼吸療法認定士
職歴:都内の総合病院リハビリテーション科で勤務、急性期~維持期までを経験
   その後、訪問看護ステーションでリハビリ業務に従事した後
   自費リハビリサービスを提供する会社で勤務、現在に至る
専門領域:運動療法、生活習慣病予防、姿勢改善、育児期の体の使い方指導、
     トレーニング、コンディショニング

目次

ホルモンバランスとは?

ホルモンバランスとは?

そもそもホルモンとは何か

ホルモンとは、体内の内分泌腺から分泌される化学物質のことです。
血液やリンパ液を通じて全身に運ばれ、特定の器官や組織に作用します。
人体では約100種類のホルモンが存在し、それぞれ異なる役割を持っています。
これらのホルモンが適切な量とタイミングで分泌されることで、私たちの体は正常に機能しています。
ホルモンバランスとは、これらのホルモンの分泌量や働きが調和している状態を指します。

ポイント
  • ホルモンは内分泌腺から分泌される化学物質で、血液やリンパを通じて全身に運ばれる。
  • 人体には約100種類のホルモンがあり、それぞれが異なる役割を担っている。
  • ホルモンバランスとは、ホルモンの分泌量や働きが適切に保たれている状態のこと。

女性の体におけるホルモンの主な働き

女性の体では、エストロゲンとプロゲステロンが主要な性ホルモンです。
エストロゲンは月経周期の調整、骨密度の維持、コレステロール値の調整などを担います。
プロゲステロンは妊娠の準備と維持、体温調節に関与しています。
また、成長ホルモンや甲状腺ホルモン、インスリンなども重要な役割を果たします。
これらのホルモンが連携することで、月経、妊娠、出産、授乳といった女性特有の生理機能が正常に働きます。

ポイント
  • エストロゲンとプロゲステロンは、月経や妊娠に関わる重要な役割を果たす。
  • 成長ホルモン・甲状腺ホルモン・インスリンなどが連携し、女性特有の生理機能を支えている。

ホルモンバランスが乱れる主な原因

生活習慣に起因する原因

生活習慣に起因する原因

睡眠不足

睡眠不足は成長ホルモンやメラトニンの分泌を阻害し、体内リズムを崩します。
睡眠が6時間未満になると、ストレスホルモンのコルチゾールが過剰分泌されます。

また、睡眠の質が悪いと女性ホルモンの分泌も不安定になります。
規則正しい睡眠習慣を保つことが、ホルモンバランスの維持に不可欠です。

偏った食生活・栄養不足

栄養バランスの偏りは、ホルモンの原料となる栄養素の不足を招きます。

特にタンパク質、ビタミンB群、亜鉛、鉄分の不足は深刻な影響を与えます。
過度な糖質制限や脂質制限も、ホルモン合成に必要な材料を奪います。
また、加工食品や外食に偏った食生活では、ミネラルやビタミンが不足しがちです。

運動不足・冷え

運動不足は血液循環を悪化させ、ホルモンの運搬機能を低下させます。
特に下半身の筋力低下は、骨盤内の血流悪化につながります。

冷えは自律神経の働きを乱し、ホルモン分泌に影響を与えます。
体温が1度下がると、基礎代謝が約12%低下し、ホルモンの活性も下がります。

急激なダイエット・体重の急変

短期間での大幅な体重減少は、体にとって大きなストレスとなります。
摂取カロリーが極端に少ないと、生命維持に必要な機能が優先され、性ホルモンの分泌が抑制されます。

また、体重の急激な増加も同様にホルモンバランスを崩します。
体脂肪率が極端に低い状態では、月経が止まることもあります。

精神的ストレス・身体的負荷

精神的ストレス・身体的負荷

過度な運動

適度な運動は健康に良いものの、過度な運動は体にストレスを与えます。
激しいトレーニングを長時間続けると、ストレスホルモンが大量分泌されます。

特に女性アスリートに見られる「女性アスリート三主徴」では、月経異常が起こります。
運動による身体的ストレスが続くと、視床下部の機能が低下し、性ホルモンの分泌が抑制されます。

喫煙

タバコに含まれるニコチンや一酸化炭素は、血管を収縮させて血流を悪化させます。
これにより、卵巣への酸素供給が減少し、エストロゲンの分泌が低下します。

また、喫煙は活性酸素を増加させ、卵子の質を低下させる可能性があります。
受動喫煙も同様の影響を与えるため注意が必要です。

摂食異常

拒食症や過食症などの摂食異常は、ホルモンバランスに深刻な影響を与えます。
栄養不足は脳の視床下部に影響し、性腺刺激ホルモンの分泌を抑制します。

また、体重の急激な変化や栄養失調により、月経が停止することもあります。
心理的なストレスも加わり、ストレスホルモンの分泌が増加します。

仕事や人間関係のストレス

慢性的なストレスは、視床下部-下垂体-副腎系を活性化させます。
これによりコルチゾールが過剰分泌され、性ホルモンの分泌が抑制されます。

職場での責任や人間関係の悩みは、特に女性に大きな影響を与えます。
ストレスが長期間続くと、月経不順や無月経を引き起こすこともあります。

加齢・ライフステージの変化

加齢・ライフステージの変化

出産・産後

妊娠中は胎盤からのホルモンが大量に分泌され、体内のホルモン環境が大きく変化します。
出産後は急激にこれらのホルモンが減少し、バランスが不安定になります。

特にエストロゲンとプロゲステロンの急激な低下は、産後うつのリスクを高めます。
授乳中はプロラクチンが分泌され続け、月経の再開が遅れることもあります。

更年期

40代後半から50代前半にかけて、卵巣機能が徐々に低下し始めます。
エストロゲンの分泌量が不安定になり、最終的には閉経を迎えます。

この時期のホルモンの変動により、ほてりや発汗、イライラなどの更年期症状が現れます。
また、骨密度の低下や動脈硬化のリスクも高まります。

器官・機能不全

器官・機能不全

視床下部/脳下垂体の機能低下

視床下部は体温調節や食欲、睡眠など生命活動の中枢を担う部位です。
ストレスや栄養不足により機能が低下すると、性腺刺激ホルモン放出ホルモンの分泌が減少します。

脳下垂体は「ホルモンの司令塔」と呼ばれ、各種ホルモンの分泌を調整します。
腫瘍や外傷、感染症などにより機能が低下すると、全身のホルモンバランスが崩れます。

卵巣機能不全

卵巣は女性ホルモンの主要な産生器官です。
先天的な異常や手術、放射線治療などにより機能が低下することがあります。

多嚢胞性卵巣症候群や早発卵巣不全なども卵巣機能に影響を与えます。
卵巣機能不全では、エストロゲンとプロゲステロンの分泌が不足し、月経異常や不妊の原因となります。

婦人科疾患や薬剤の影響

婦人科疾患や薬剤の影響

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)

多嚢胞性卵巣症候群は、卵巣内に多数の小さな嚢胞ができる疾患です。
排卵障害により男性ホルモンの分泌が増加し、女性ホルモンのバランスが崩れます。

症状として月経不順、多毛、肥満、インスリン抵抗性などが見られます。
遺伝的要因や生活習慣が関与していると考えられています。

薬の副作用、ピル等

一部の薬剤はホルモンバランスに影響を与える可能性があります。
経口避妊薬は人工的にホルモンをコントロールするため、服用中止後に一時的にバランスが乱れることがあります。

抗うつ薬や抗精神病薬の中には、プロラクチンの分泌を増加させるものもあります。
ステロイド薬の長期使用も副腎機能に影響を与えます。

まとめ

まとめ

女性の体調不良の多くは、ホルモンバランスの乱れが深く関わっています。

現代女性を取り巻く環境は複雑で、様々な要因が複合的に作用してバランスを崩しているのが現状です。

しかし、適切な知識を持ち、日々の生活習慣を見直すことで改善は可能です。

重要なポイント
  • 質の良い睡眠を7~8時間確保し、規則正しい生活リズムを保つ
  • 栄養バランスの取れた食事で、ホルモンの材料となる栄養素を摂取
  • 適度な運動で血流を改善し、過度な運動は控える
  • 急激なダイエットや体重変化を避け、健康的な体重を維持
  • 慢性的なストレスを溜めず、適切なストレス管理を行う
  • 禁煙や節酒など、有害物質の摂取を控える
  • 更年期や産後など、ライフステージに応じた体調管理を意識

ホルモンバランスを整えることは、単に体調不良を改善するだけでなく、美肌や髪の健康、精神的な安定にもつながります。

今日からできることを一つずつ実践し、自分の体と向き合う時間を大切にしてください!

参考文献・引用:
https://www.sciencedirect.com/topics/agricultural-and-biological-sciences/hormone-imbalance
https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC10347535/
https://www.frontiersin.org/journals/sleep/articles/10.3389/frsle.2023.1271827/full
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https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/27348867/
https://my.clevelandclinic.org/health/diseases/22673-hormonal-imbalance

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この記事を書いた人

★医療系国家資格保有(理学療法士9年目、総合病院勤務経験あり)
 3学会合同呼吸療法認定士
★筋トレ歴8年
 ボディメイク大会出場歴あり(フィジーク)
 ➡60キロから79キロまで増量経験
 ➡17キロの減量経験
★現役のパーソナルトレーナー・自費リハビリ業
 ➡食事指導でダイエットサポートも行っています!

理学療法士として、ボディメイク選手として、トレーナーとして様々なヘルスケア分野の情報に精通しています!このブログでは、ヘルスケアについて発信し、健康サポートが出来たらと思っています!

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